親鸞会
浄土真宗親鸞会の本部会館である親鸞会館は富山県北陸自動車道・小杉I.C近くの森の中にあります。
高齢者や身体障害者の方に配慮したバリアフリーの設計になっており、正本堂の広さは畳敷きの空間では世界唯一といわれる2,000畳になっています。
音響設備や同時通訳設備、大型映像装置が備えられているなど聞法のための設備が整っており、世界各国から参詣者が訪れています。
あまりにも有名な親鸞を抜きにして鎌倉仏教を語る事はできない、と言っても過言ではないでしょう。鎌倉の世の中はこれまでとは全く異なる独自の宗派や文化などが生まれた時代です。
当時、武士が世間で活躍する様になります。親鸞は僧侶であり、比叡山の延暦寺と呼ばれるお寺で長い間修行を行います。
また、師匠である法然とも運命の出会いを果たす事になります。法然も鎌倉仏教を支える人物となります。この二人は後に異なる宗派を立ち上げる事になるのですが、考え方などで敵対していた分けではなく、尊敬していたそうです。
波乱万丈の人生ですが、彼らの社会に対する貢献というのは非常に大きなものではないでしょうか。
奈良時代、平安時代、そして鎌倉時代というとあらゆる仏教の宗派が誕生した時代です。
奈良時代は海外から伝わって来たばかりで、まだたくさんの宗派はありませんでした。
平安時代には密教が誕生し、空海や最澄が活躍しました。
そして、鎌倉時代には浄土真宗など禅または念仏などが誕生します。
鎌倉時代の世は戦乱などもあり、生きるのに大変だった様です。
そのため、亡くなった後には極楽浄土に行けるという考えが広まった様です。
法然を師匠とする親鸞が開いたのが浄土真宗であり、法然が開いた浄土宗などと共に鎌倉仏教として、現在まで伝わっています。
宗派の誕生には時代背景がかなり影響している様ですね。